このJapan NTD Trackerでは、日本が世界のNTDs対策に貢献するために支出している金額をまとめています。
Japan NTD Trackerがモニタリングの対象とする団体やプログラムの詳細は、以下の通りです。ここに挙げた他にも、国内の研究機関が政府の研究助成金を受けて多数のNTDs関連研究を実施していますが、割愛しています。
日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development: AMED)による「アフリカにおけるNTDs対策のための国際共同研究プログラム」
AMEDは内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省が管轄する国立研究開発法人で、2015年に設立された。AMEDが手がける多数の医療研究支援プログラムのうち、ここでは「アフリカにおけるNTDs対策のための国際共同研究プログラム」による助成額のみを算入した。このプログラムは、2015年のグローバル・リサーチ・カウンシルにおいて、安倍総理(当時)がアフリカのNTDsに焦点を当てた国際共同研究を立ち上げることを表明したことを受けて創設された。NTDsの予防、診断、創薬、治療法の開発等を行い、成果の社会実装を目指すとともに、共同研究を通じてアフリカの若手研究者の人材育成を行うことを目的とし、文部科学省からの交付金で運営されている。