このページでは、「マラリアとNTDsのキガリ・サミット」(当初、2020年6月に予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響で開催延期)について、最新情報をお伝えしていきます。マラリアとの共同開催ですが、ここでは主にNTDsに関する動きをお伝えします。
2022年10月17日更新情報;キガリ宣言の最終報告書が公開されました。こちらからご確認いただけます。 |
最終更新日:2022年10月17日
◆ キガリ・サミットとは?
世界中から各界のリーダーを集め、今後約10年のNTDs対策アジェンダを設定し、資源を確保するためのサミットです。
◆ なぜ2020年?
世界保健機関(WHO)が2012年に出したNTDs対策ロードマップは、2020年をひとつの区切りとしています。今年、WHOでは2030年までの更新版ロードマップを発表する予定です。この新しいロードマップを支援するために、様々なリーダーを集めるのがキガリ・サミットです。
◆ 初の試み?
・・・ではありません。WHOが初版のNTDs対策ロードマップを出した2012年に、世界中からパートナーが集まって「ロンドン宣言」を出しています。この宣言では、国際官民パートナーシップの構築と2020年までのNTDs10疾患の制圧が打ち出されました。日本からは、エーザイが当初メンバーとして名を連ね、2014年にはGHIT Fundが支持を表明しています。
◆ 誰が主催?
サミットのホスト役は、ルワンダ政府が務めています。サミットの計画・運営には、様々な組織が関わっていますが、NTDs関連をリードしているのが、Uniting to Combat NTDs (UTC) という団体です。上述の「ロンドン宣言」を受けて設立されたパートナーシップです。JAGntdはこのUTCをサポートしています。
◆ なぜルワンダ?
2020年のイギリス連邦首脳会議(CHOGM)がルワンダで開催されるためです。アフリカ諸国の首脳が多く集まるこの機会は、NTDsについて議論する最適の場となります。ちなみに、キガリ・サミットそのものは、CHOGMに付属する催しではなく、イギリス連邦加盟国のみを対象にしたものではありません。
Kigali Summit on Malaria and NTDS - launch video from Kigali Summit 2020 on Vimeo.
サミットの公式ウェブサイト(英文)はこちら。