このページでは、「マラリアとNTDsのキガリ・サミット」(当初、2020年6月に予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響で開催延期)について、最新情報をお伝えしていきます。マラリアとの共同開催ですが、ここでは主にNTDsに関する動きをお伝えします。

最終更新日:2021年5月20日

NTDs関連団体からの提案書

2021年5月20日に開催された「顧みられない熱帯病の根絶を目指す議員連盟」第四回会合にて、関連団体が連名で提案書を提出しました。この提案書は、本年6月に予定されていたキガリ・サミットで日本政府が表明しうるコミットメントについて、アイデアをまとめたものです。COVID-19の影響で、キガリ・サミットは延期となりましたが、本提案書は日本のグローバルヘルス政策にも示唆を与えるものであることから、ここに公開いたします。

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提案内容

  1. GHIT Fundへの投資を拡大する
  2. 政府開発援助(ODA)を使ったNTDs対策プロジェクトを増やす
  3. 世界保健機関アフリカ地域事務局のNTDs対策支援事業(ESPEN)への資金拠出および影響力を拡大する
  4. NTDs版「グローバル・ファンド」の設立に向けた動きをリードする
  5. NTDs対策に関わる市民社会団体への支援を増やす

◆ キガリ・サミットとは?

世界中から各界のリーダーを集め、今後約10年のNTDs対策アジェンダを設定し、資源を確保するためのサミットです。

◆ なぜ2020年?

世界保健機関(WHO)が2012年に出したNTDs対策ロードマップは、2020年をひとつの区切りとしています。今年、WHOでは2030年までの更新版ロードマップを発表する予定です。この新しいロードマップを支援するために、様々なリーダーを集めるのがキガリ・サミットです。

◆ 初の試み?

・・・ではありません。WHOが初版のNTDs対策ロードマップを出した2012年に、世界中からパートナーが集まって「ロンドン宣言」を出しています。この宣言では、国際官民パートナーシップの構築と2020年までのNTDs10疾患の制圧が打ち出されました。日本からは、エーザイが当初メンバーとして名を連ね、2014年にはGHIT Fundが支持を表明しています。

◆ 誰が主催?

サミットのホスト役は、ルワンダ政府が務めています。サミットの計画・運営には、様々な組織が関わっていますが、NTDs関連をリードしているのが、Uniting to Combat NTDs (UTC) という団体です。上述の「ロンドン宣言」を受けて設立されたパートナーシップです。JAGntdはこのUTCをサポートしています。

◆ なぜルワンダ?

2020年のイギリス連邦首脳会議(CHOGM)がルワンダで開催されるためです。アフリカ諸国の首脳が多く集まるこの機会は、NTDsについて議論する最適の場となります。ちなみに、キガリ・サミットそのものは、CHOGMに付属する催しではなく、イギリス連邦加盟国のみを対象にしたものではありません。

Kigali Summit on Malaria and NTDS – launch video from Kigali Summit 2020 on Vimeo.

サミットの公式ウェブサイト(英文)はこちら