G7長崎保健大臣会合開催記念 国際シンポジウム
『顧みられない熱帯病(NTDs)に対する研究開発とアクセス&デリバリーの加速化に向けて』
長崎大学、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)とUniting to Combat NTDsは、G7広島サミットに一部として、長崎において開催されるG7サミット保健大臣会合(2023年5月13・14日)と時期を同じくし、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)に関する国際シンポジウムを2023年5月12日(金)午後12時から、長崎において開催します。
NTDsは、毎年16億人以上の人々に影響を与える20の感染症を中心とした疾患のグループであり、特に低所得国(LICs)の貧しいコミュニティーに多くの影響を与えています。診断薬、ワクチン、治療薬などの医療技術の面で大きなニーズがあるにもかかわらず、常に研究不足、治療不足、資金不足の状態にあり、特に、新型コロナウイルス感染症パンデミックに対する対応を優先させているなか、さらに優先順位が低くなるリスクがあります。この状況を打開し、NTDsを制圧するための十分な投資と医療システムの強化、そして、それによる次のパンデミックに対する準備をも可能とすべく、日本のNTDs研究の中心地である長崎において、世界から関係者が集まり、NTD対策についての情報共有と連帯強化を目的として、本シンポジウムを開催することと致しました。
- 主催
国立大学法人長崎大学、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT), Uniting to Combat NTDs
- 協力
DNDi Japan、Japan alliance on Global NTDs (JAGntd)、日本製薬工業協会(JPMA)、SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)、日経・FT感染症会議
- 後援
外務省、厚生労働省、国際協力機構JICA
- 日時
令和5年5月12日 午後12時00分~14時00分
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登壇者および式次第(敬称略)
Session 1
- NTDs対策の世界的な潮流、ニーズ、進捗について、WHOの新NTD部長のビジョン
WHO顧みられない熱帯病部 部長 Dr Ibrahima Socé Fall - 日本のNTDsへの貢献、アカデミアの視点から なぜ長崎なのか?
長崎大学学長 河野茂 - 日本のNTDsへの貢献、産業界の視点から
日本製薬工業協会 常務理事 中川祥子
Session 2
- 製品開発パートナーシップとは何か、NTDとの闘いにおけるその役割
DNDi 代表 ルイス・ピサロ - 出資者の視点、なぜNTDに投資するのか?
ビル&メリンダ・ゲイツ財団 顧みられない熱帯病ディレクター ケイティ・アインテルス・オウエン - アクセスを調整するには?
Director, Special Programme for Research and Training in Tropical Diseases and Director, the Research for Health Department at the World Health Organization ジョン・リーダー
Closing
研究開発、A&D、パンデミック対策の活用を加速させるために、どのような連携や調整が必要か
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院教授、欧州委員会委員長 COVID-19特別顧問 ピーター・ピオット
- NTDs対策の世界的な潮流、ニーズ、進捗について、WHOの新NTD部長のビジョン
- 開催場所
ザ・グローバルビュー長崎 長崎県長崎市宝町2-26
※ハイブリッド開催の予定(ウェビナー形式:事前登録・参加費無料)
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※ 本シンポジウムの様子はテレビ、新聞、主催者の広報誌など、将来的に長崎大学およびGHIT Fundが行う広報活動や社内外の資料に利用されるなど、
本人の肖像を含め全体の様子が広く一般に公開されることがあります。その際、本人の肖像を使用することについて、
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