2024年「世界NTDの日」コンテスト

「顧みられない熱帯病 学生コンテスト」

For information in English, please visit this website.

1. 顧みられない熱帯病とは?

 顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases:NTDs)を知っていますか?NTDsとはWHOが定義する21の疾患群で、主に熱帯地域の貧困層を中心に現在も10億もの人々が感染のリスクにさられています。
 NTDsの多くは貧困や不衛生な環境で起こります。そのため、これらの病気の大半は環境改善等により予防することができると考えられています。また、NTDsには死に直結しない病も多く含まれていることから、罹患することにより、病だけでなく貧困と共に生きていくという新たな課題を生み出すことに繋がります。
 NTDsの制圧は、SDGsのTaget3.3「2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。」と定められているように、地球や人類のより良い未来を作るためには制圧が欠かせず、世界が一体となって対策を促進する必要があります。
 地球上のすべての人に健康が行き渡る世界の実現のため、皆さんも一緒にNTDsについて考えてみませんか?

 

2. 応募要項

■ コンテスト概要
 毎年1月30日は、世界保健機関(WHO)が承認している「世界NTDの日」です。NTDsは熱帯病と名付けられていますが、日本との関連は少なくありません。一部のNTDsは依然として日本にも存在しています。また、日本政府だけでなく多くの企業や組織が、治療薬の開発や製造、研究など幅広い面から貢献しています。
 本コンテストはユース世代にNTDsについて広く理解や関心を高めてもらうことを通して、私たちにできることを考えることが目的です。なお、国際的に展開される「世界NTDの日」関連イベントの一環として実施されます。

■ 募集部門

A部門:分かりやすく伝える部門 〜NTDsを、あなたの言葉で〜
 提出物:最大3分のプレゼンテーションを収録した動画

B部門:私たちができることを考える部門 〜NTDsと私たちの関わり方〜
 提出物:NTDsに対して、日本に関連する組織がどのような貢献ができるかを以下の3つの題目について記載した書類。
 また、提出書類補足のための動画(10分以内)提出も可能です。

 【題目】

 ① 日本に住む私たちがNTDsに貢献する意義(300字以内)
 ② 取り組みたいNTDsの課題とその背景(500字以内)
 ③ 具体的な解決方法と実現可能性(500字以内)

 提出の際には「テンプレートはこちら」からダウンロードしたWordファイルを使用し、PDFに変換してご提出ください。

■ 応募資格
①中学校、高等学校、大学(短期大学・大学院・放送大学を含む)、高等専門学校、専修学校(高等専修学校・専門学校を含む)教育機関及びそれに準ずる機関に所属する学生であること。

*なお、学生であれば年齢制限はありません。

② 2024年1月28日(日曜)午後2時から午後4時の最終審査会に、チームメンバーから最低1名以上が参加できること。
③ 2024年1月30日(火曜・世界NTDの日)午後5時半から午後7時の表彰式(オンライン)に、チームメンバーから最低1名以上参加できること。

■ 応募規定
① 顧みられない熱帯病(NTDs)に焦点を当てた内容であること。
② 作品は日本語もしくは英語のものに限ります。言語の選択は選考に一切関係しません。
③ 応募点数に制限はありません。
④ 必要事項を応募フォームへ不備なく記入してください。
⑤ 作品の著作権は世界NTDの日・日本準備委員会に帰属します。
⑥ 各賞における扱いは以下のとおりです。

〈U18特別賞〉
2024年4月1日(火)の時点で、18歳以下のみのメンバーで構成されたチームであること。最優秀賞との同時受賞の可能性もあります。

■ 応募条件
① 個人でもグループでも応募可能ですが、グループの場合は最大4名で代表者を決める必要があります。
② 作品は応募者自らが書いたものであり、盗作や不適切な引用などをしておらず他のコンクール事業などで発表していないものとします。
③ 表彰式では、取材や宣伝等で写真や映像等の撮影がある場合がございます。目的をご理解の上、ご承知おきください。
④ 応募作品は、主催者団体の今後の啓発活動に使用される場合がございます。予めご承知おきください。

 

■ 募集締切:2024年1月8日(月曜) 23:59

■ 応募方法:応募はそれぞれの部門ごとに、以下の専用フォームよりお願いします。

A部門・応募フォーム  

B部門・応募フォーム
*B部門の書類は、こちらのテンプレートをご使用ください。   

・個人情報の取り扱いについて
当コンテストの実施及び選考に際して世界NTDの日・日本実行委員会で共有する可能性がありますが、当コンテストの実施にあたり取得した個人情報は、受賞作品の発表、受賞に関する通知等、本件に関連する用途でのみ使用します。法令等により開示を求められた場合を除き、本人の同意なしで第三者へ提供することはありません。なお、応募作品による著作権侵害などの問題が生じた場合は、応募者の責任となります。

 

3. 賞について

  • 最優秀賞
    • A・B部門から各1チームずつ、計2チーム
    • 賞金10万円/チーム
  • GHIT賞「パートナーシップを通じての課題解決」
    • 全応募作品から1チーム
    • 受賞チーム全員へ図書カード 5000円
  • 日本製薬工業協会賞「いっしょに届けたい、くすりと想い」
    • 全応募作品から1チーム
    • 受賞チーム全員へ図書カード 5,000円
  • U18特別賞
    • 18歳以下のみで構成されたチームから1チーム
    • 受賞チーム全員へ図書カード 5000円

なお、表彰されたチームはNTDsについて学べる国内ツアーへ招待します。詳細は受賞者が決定次第、個別に連絡する予定です。

 

■ 選考について

 〈1次審査:2024年1月16日(火曜)〉

  世界NTDの日・日本実行委員会による事前審査

  ※倍率3倍程度まで絞り込み

 

〈最終審査:2024年1月28日(日曜) 午後2時から午後4時〉

  審査委員*(後日発表)による審査を実施、受賞者決定

  部門A 8分(発表5分、質疑応答3分)

  部門B 8分(発表5分、質疑応答3分)

  *審査委員は決定後、2024年「世界NTDの日」特設ページにて発表します。

 

〈表彰式(2024年1月30日(火曜)午後5時30分から午後7時〉*世界NTDの日

 

■ 審査基準

部門A: NTDsについて分かりやすく伝える部門

  • プレゼンテーションの基本的な完成度
  • プレゼンテーションの独自性
  • NTDsに関する情報を正しく発信できているか。
  • NTDsのことを知らない日本人にとって分かりやすいか。
  • 各賞独自の審査基準

部門B: NTDsに私たちができることを考える部門

  • 書類やプレゼンテーションの基本的な完成度
  • NTDsへ貢献する意義を感じられるか。
  • NTDsの課題と背景を正しく理解できているか。
  • 実現の可能性(すでに取り組みを実行しているかなど)が高いか。
  • 各賞独自の審査基準

 

■ 表彰の日時、場所
    2024年1月30日(火)(世界NTDの日)に、午後5時30分から午後7時にオンラインにて開催予定です。

 

4. 問い合わせ先

電子メール、公式LINEまたは問い合わせフォームにて受け付けています。コンテストに関してご不明な点がございましたら、お問い合わせください。

 

■ 公式Line https://lin.ee/oVY8lMo

■ E-mai: contest(@)ntds-youth-japan.org ※()を外してください。

■ お問い合わせフォーム 問い合わせフォーム

 

5. リンク集

1. NTDs Youthの会Webページ
https://www.ntds-youth-japan.org/link/

2. 日本製薬工業協会
https://www.jpma.or.jp/news_room/campaign/campaign2016/infection/index.html
https://www.jpma.or.jp/globalhealth/infection/ntds/overcome/index.html

3. JAGntd 連続ウェビナー「顧みられない熱帯病対策:世界の潮流と日本の経験」
https://jagntd.org/ntdwebinar2020

4. JAGntd 連続ウェビナー「顧みられない熱帯病との闘いにおける医薬品アクセス拡大の課題」

連続ウェビナー第2弾「顧みられない熱帯病との闘いにおける医薬品アクセス拡大の課題」

 


組織体制

主催:世界NTDの日・日本実行委員会*
幹事;⼀般社団法⼈NTDs Youthの会
協賛:公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、日本製薬工業協会、GR Japan株式会社

* NTDsの日・日本実行委員会 構成団体一覧 (12月1日現在):
長崎大学熱帯医学研究所/日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)、日本製薬工業協会、特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)、一般社団法人NTDs Youthの会、特定非営利活動法人 DNDi Japan、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、特定非営利活動法人 日本医療政策機構(HGPI)、一般社団法人日本熱帯医学会学生部会(J-Trops)、日本国際保健医療学会学生部会(jagh-s)、GR Japan株式会社、日本獣医学生協会(JAVS)、AMSA Japan

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